私もゴルフを始めて最初は楽しくて楽しくてほぼ毎日練習場に行って、ラウンド回数も多くまわって早く上手くなりたいとすぐにゴルフにハマりました。そして1〜2年後には70〜80台のスコアが出るくらい上達していきましたが、友人に初めて指摘され、自分では気づかないうちに、二段モーションというかトップで止まってしまう症状が出ていました。最初は単純に二段にしないようにすればいいんだ、小学生でもできる事だくらいにしか考えていませんでした。しかしこれが本当に恐ろしい病気だとは思いませんでした。イップスの原因や症状は人それぞれ違うので一概には言えませんが二段モーションでお困りの方は是非読んでみてください。
イップス(yips)とは
イップス は、主にスポーツの動作に支障をきたし、ある場面になると自分の思い通りのプレー(動き)ができなくなる症状の事です。ゴルフに限らず他のスポーツでも見られる。
イップスは英語でyips、意味は「うわっ!」「きゃあ!」
イップスという言葉は医学用語ではなく、ゴルフなどのスポーツで使われる俗称。
神経の病気の局所性ジストニア(職業性ジストニア)と同義で考えられ、脳の構造変化が原因といわれ、同じ動作を過剰に繰り返すことによって発症し得る事が知られています。
脳の病気で、運動障害の一つ。筋肉や骨には異常は無いのに、身体の部位がねじれたり、硬直したり、震えたりして、自分の思い通りに動かせなくなるもの。症状は、手や足、首など様々な部位において起こり、「ジス」は異常、「トニア」は緊張を意味する。ジストニアは、筋緊張異常症ということになる。
これは、脳の筋緊張を調節する働きの異常が原因で起こると考えられています。
音楽奏者、理容師、スポーツ選手など、似たような動作を頻繁に繰り返す仕事に多く出現し、それらの職業柄必要な、決まった動作時だけ症状が出て動きが妨げられるもの。
- 野球のキャッチボールで相手の胸にしっかり投げようとすると変な動きが入り、投げられない。しかしワンバウンドなら普通に投げれる。
- ゴルフのパターで動けなくなる、手が震える
- ダーツで投げた時に指から離れない、手が震える
- 器楽演奏家の手が震える、固まる、指が動かない
- 美容師、理容師がハサミを持つ手が震える
どれも本人にとっては深刻で、選手生命や仕事の存続危機に関わってくる
イップスは、局所性ジストニアの中の職業性ジストニアに含まれると考えられています。
私の経験としてはゴルフボールを打とうとすると二段モーションになりますが、落ちている松ぼっくりを打とうとするとスムーズに振れていました。
イップス
脳の構造変化が原因といわれ、同じ動作を過剰に繰り返すことによって発症し得る
=悪い癖を日々、反復し練習していく事も非常に危険!
イップスは誰にでも起こる可能性があり、恥ずかしいことではない。
真面目で責任感の強い人、練習を頑張りすぎる人がなりやすいと言われている。
ただ練習方法を変えるだけでは治らない
クラブを単に上げるだけなのに、なぜかスムーズではなく二段モーションになってしまう。動作の反復により、二段モーションの動きを脳が、身体が完全に覚えてしまっている為、自分でここを変えれば治るかなといくら考え、練習してもまず治りません。
なぜなら既に
無意識のうちに二段モーションになってしまう脳、身体になっているので、
いろいろ意識的に変えようと練習しても無意識のうちに二段モーションの動きが出てしまいます。ここが最も怖くて厄介なところだと思います。意識して練習してもダメなんです。いくら努力しても治らないんです、なんてったって無意識にやってしまうので…
そして普通は二段モーションが気になってきたら、練習して治したいと思いますよね?。そしたら二段モーションにならないようにここを力まないようにしようなど、意識して練習していきます。でもこれが
むしろ逆効果。やればやるほど動きが固まり、根強いものになっていきます。
イップスは意識して変える事ができないレベルの問題なので非常に厄介。無意識なんです!
私の経験としては最初は切り返し時に少し止まる程度の二段モーションでしたが、どんどん悪化し一番最悪な時は2〜3秒止まってました。身体が固まってしまい手とクラブを下ろせないんです。普通の人にはびっくりする光景ですよね!
早期に正しい対処をしていく必要があります。
二段モーションを治すには
まず問題となる動作が起きている状態を細かく考えることが必要です。力みなのか、緩みなのか、リズムなのか私の経験上、原因は一つではなく変なところで力んだり、ここで緩んだり、リズムが悪かったりといろいろな原因が複雑に絡み合って、なかなか原因を突き止めるのは難しいと思います。しかし全ての原因を突き止められなくても一つずつでもいいので二段モーション時に起きている事を突き止めていく事がまずスタートです。
脳、身体の神経経路をつくり直すために、
根本的な動作の改善が必要不可欠
(=二段モーションを全く出さない練習を反復する)
1回でも出たら❌です。神経経路が元に戻ります
私の経験としては、ほぼ毎日練習していたのに一度、2週間全くクラブを握らなくなったら割とスムーズに振れたと言う事もありました。これは二段モーションの動作を脳、身体が忘れかけたと言う事になるんだと思います。しかしこれはやっていくうちに、神経経路が復活し、すぐ二段モーションに戻りました。根本的な解決方法にはなりませんでした。
二段モーションといっても症状は人それぞれだと思うので、これですぐ治るという事は言えませんが、私は10年弱の時間がかかりましたが、自分で二段モーションの原因を突き止め、技術的にこうやるという事ではなく、二段モーションが出ない練習を反復し、ほぼ克服しました。でも油断は全然できなくて、いつでも二段モーション出せるぞと脳と身体がいっているのもまだまだ感じます。二段モーションってなった人にしか、この苦しみはわからないと思います。その人の二段モーションの状態がわかれば何かアドバイスができるかもしれないので、二段モーションでお困りの方、お問い合わせフォームまでご連絡ください。
地獄です、二段モーション。手が降りないんです😢
クラブをスムーズに上げて下ろしストレスなくゴルフを楽しみましょう!