実は勘違い!夏のゴルフで気をつけたいポイント〜その①〜熱中症

ゴルフ

 

熱中症にならない為には、身体の体温の上昇を抑えていく必要があるわけですが、夏のゴルフ、はっきりいってどこにいたって暑い!なかなか難しいですよね?熱中症を正しく理解し、身体の蓄熱を最小限にするポイントについてご紹介します。

熱中症とは 

熱中症は、高温多湿な環境に、私たちの身体が適応できないことで生じるさま ざまな症状の総称。いつでもどこでもだれでも条件次第で熱中症にかかる危険性があります。

熱中症を引き起こす主な3つの要素

①環境
気温の高さ・湿度の高さ・風の弱さなど

②身体
高齢者・体調不良・暑さに慣れていないなど


③行動
激しい運動・長時間の屋外作業・水分補給できない状況など



運動などで体を動かすと、体内で熱が作られて体温が上昇します。体温が上がった時は、汗をかいたり(気化熱)、皮膚に血液を集めて体内の熱を空気中に熱を逃がす事(熱放散)によって、体温を調節(体温調節反応)しています。平常時は、こうした体温を調節する機能がうまく行われる為、体温は36℃〜37℃くらいに保たれています。

 

 しかし、熱中症を引き起こす主な3つの要素などが引き金になり、体内で作られた熱をうまく外に逃がすことができなくなると、体がどんどん熱くなり、汗をかいて体の水分や塩分が減っていきます。そうすると、体内の血液の流れが悪くなり、体内の熱を空気中に熱を逃がすことができなくなります。そして汗もかけなくなります。このように体温調節反応がうまく機能しなくなると、体の中にさらに熱がたまって体温が上昇します。脳を含む重要な臓器は、37℃以下で一番うまく働き、体温が高くなると機能低下を起こします。こうして身体の調子が悪くなって、熱中症が引き起こされるのです。

効果的に体温上昇を抑える為には…

体温上昇を抑える為に、身体を冷やす効果的な場所は、体の中で太い血管(動脈)が通っているところ、つまりのどの左右、脇の下、足の付根などがあります。そこを冷やしてあげることで、太い血管(動脈)の血液が冷え、冷えた血液が全身を回り、体温を下げることができます。ちなみに、頭やおでこを冷やすのは、気持ちよく、気分が楽になる効果があるものの、体温を下げる効果はほとんど期待できません

効果的に体温上昇を抑えるには、太い血管(動脈)の血液を冷やす

なので夏のゴルフで忘れてはいけない、冷やすべき部位は

  • のどの左右(総頸動脈)
    本当に冷やして欲しいのはのどの左右にあたります。そっと触れると、頸動脈の脈が触れると思います。そこが冷やすポイントです
  • 脇の下(腋窩動脈)
    冷やすポイントはちょうど体温計を挟むところと言えば良いでしょうか。もしわきの下が冷やしにくいのなら、わきの下の動脈は腕の方に流れていくことから、上腕の内側の柔らかい部分(上腕動脈)を冷やすという手もあります。
  • 足の付け根(大腿動脈)

このような部位を氷などの実際に冷たいもので、冷やすのが一番効果的です。

夏のゴルフは厳しい暑さ、強烈な日差しの中のプレーになります。油断せず、カートに乗った時など、毎ホールこまめに冷やして体温の上昇を抑えていきましょう。

 

紫外線・熱中症対策

 

夏のゴルフはまずしっかり睡眠をとり、体調を整えていく必要があります。そして体温の上昇を出来る限り抑える為に、基本とも言える紫外線、熱中症対策をしていきましょう。

  • レッグウォーマー・ハイソックス

夏のゴルフでは日焼けしない為にも長ズボンがいいとは思うんですけど、やはり長ズボンは暑い。肌にくっつくし、半ズボンでやりたいですよね〜!でもそこに夏ゴルフの大きな問題。虫問題があるんですよ。半ズボンで足を出していると、虫にやられやすいです。特にブヨはヤバいです!そこでロングサポーターやハイソックスを使用すると長ズボンより涼しいですし、疲れにくく、日焼け予防にもなります。そしてブヨにも噛まれにくいです(完璧には防げません。噛まれる事も時々ありますが…)

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  • 日焼け止め
    紫外線による日焼けは肌へのダメージ、日焼けによる体力消耗を起こします。夏は大量の汗をかくので、こまめに塗り直していきましょう。日焼け止めのパッケージで見かける「SPF」と「PA」「+」とは?

SPFとは、「Sun Protection Factor」の略、SPFは2〜50、さらに50以上の場合は「50+」と表示され、数値が大きいほどその防止力が高まります。
PAとは、「Protection Grade of UVA」の略。PAは「PA+」〜「PA++++」の4段階で表示され、「+」が多いほど防止力が高まります。

  • インナーシャツやアームカバーを着る
    長袖インナーやレギンスで肌の露出をさけ、直射日光を浴びない方が体力消耗を抑えられます。長袖インナーでは身体の締め付けが気になるという方は、アームカバーがおすすめ。UVカット機能や吸水速乾性の高い素材、冷感素材を使ったアームカバーなら、直射日光から肌を守り体感温度を下げるので、暑さ対策におすすめです。

 

  • 帽子をかぶる
    夏のゴルフで頭皮に直射日光を受けることは危険です。通気性の高い夏用のメッシュキャップがおすすめです。
  • サングラスをかける
    目は紫外線から大きなダメージを受けやすい。夏の日差しから目を守るためにもサングラスをかけることをお勧めします。
  • ゴルフ傘
    直射日光から身を守るために日傘も有効です。体温の上昇や体力の消耗、日焼けの防止できる。プレー中に日傘をうまく活用しましょう。
  • 冷感スプレー
    衣類にスプレーするだけ、汗をかく度にひんやりが持続する。

効果的に体温を下げるおすすめグッズ

  • のう
    効果的に体温を下げる為に、氷のう・冷却スプレー・冷感タオルなどがおすすめです。太い血管(動脈)の血液を冷やすのに使いやすい。持ち歩きにも便利。
  • 冷却スプレー
    即効性のある冷感グッズです。一気に身体を冷やすので使用に注意も必要ですが、瞬間的に冷たさを感じられます。
フィールドアンドデバイス
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  • ネッククーラー冷感タオル
    冷感タオルは水に濡らして使うタイプのタオルで、適度な冷たさを感じ、体温上昇を抑えられる。時々濡らし直して使用する。

まとめ

夏のゴルフは、どこにいても、とにかく暑いので、暑さ対策を怠ると危険です。まず、体調を整え、基本となる紫外線・熱中症対策をしていきましょう。そしてプレーの合間に効果的に体温上昇を抑え、こまめにバランス良く水分、電解質を摂取することがとても大切です。他にも涼しい早朝にプレーをしたり、標高の高い涼しいゴルフ場を選ぶなどの暑さ対策もあります。熱中症や脱水症に注意し、夏のゴルフを思いっきり楽しみましょう!

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