夏のゴルフは40℃にせまるような暑さ、強烈な日差し、なかなか厳しい環境でのプレーになりますよね〜?でも楽しいゴルフだから行ってしまいます。
少しでも快適に夏のゴルフが楽しめるように知っているようで、意外と勘違いしているポイントについてご紹介します。
熱中症の背景にある脱水症
夏のゴルフは熱中症にならないように気をつけていると思いますが、この熱中症の背景には脱水症があります。熱中症を予防する為には、まず脱水症を予防していく事が大切なポイントになります。
体の水分には、純粋な水だけではなく、汗がしょっぱいと感じる成分であるナトリウムなどの『電解質(イオン)』という物質が含まれています。体の水分は、次の重要な役割を果たしています。
- 「体温調節」
- 「栄養素や老廃物を
スムーズに運ぶ」 - 「体内環境を維持する」
電解質とは主に、ナトリウムやクロール、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどがあります。これらは5大栄養素である『ミネラル』に属している。食事からの栄養によっても摂取できますし、大量に汗をかいた後などは、市販されているスポーツドリンクや経口補水液でも簡単に補給することができます。
『脱水症』はこのような体液中の水分とナトリウムが失われる事により起こります。そして『脱水症』は体液中の水分とナトリウムが失われる事に関係して大きくわけられます
- ①主に水分が減る水欠乏性脱水
(=高張性脱水)
原因 食事や水分の摂取不足、大量の発汗、利尿薬の服用など
症状 のどの渇き、発熱、尿量減少など - ②水とナトリウムイオンの両方が減る混合性脱水
原因 下痢や嘔吐、熱傷などで体液が一気に失われた時に起こりやすい
症状 のどの渇きがある為に、水分の多量摂取によりナトリウム欠乏性脱水(=低張性脱水)になりやすい - ③水分よりもナトリウムイオンが減るナトリウム欠乏性脱水
(=低張性脱水)
原因 高温下での激しい運動などによる大量発汗の際に水だけを大量補給すると起こりやすい
症状 のどの渇きは少ない、頭痛、嘔吐、だるさ、意識障害など
いずれも共通して重症化すると、熱中症への移行、昏睡やショックなど危険な状態に陥ります。軽い脱水の場合には、経口補水液などの摂取で改善することもありますが、症状や重症度によっては点滴による輸液が必要となります。
ここで気をつけたいポイントは
夏のゴルフ中
「お茶をこまめに飲んでプレーしているから熱中症も大丈夫!」
という声をよく聞きますが、
これが危ない!
夏のゴルフは厳しい暑さや強烈な日差しの下で、絶えず汗をかき、脱水症状を起こしやすい状況にあります。そこで熱中症にならないように
電解質(塩分など)の少ない水分だけを一気に飲んだり、
こまめに飲み続けてしまうと…
体の中で水分だけが増えていき、水分と電解質(塩分など)のバランスが崩れてしまいます。
そうなると、水分摂取していたのにも関わらず、③のようなナトリウム欠乏性脱水を起こしてしまいます。
脱水症が原因となり引き起こす熱中症の主な症状
- めまいや立ちくらみ、顔のほてり、体温の上昇
- 筋肉痛や筋肉のけいれん、足がつる
- 倦怠感や吐き気、頭が重い、頭痛
- 汗のかき方がおかしい(何度拭いても汗が出る、もしくはまったく汗が出ない状態)
熱中症の処置
- 涼しい場所(風通しのよい日陰や涼しい室内など)へ移動、スポーツドリングなど水分補給をする。
- 身体を冷却する。衣服を脱がせたり、身体から熱を放散させる。氷のうなどがあれば、それをのどの両脇、脇の下、大腿の付け根の前面に当てて皮膚のすぐ近くにある太い血管を冷やす。うちわや扇風機などで扇ぐことにより体を冷やす。
呼びかけに対する反応が悪い、返答がおかしい、自分で動けない、自分で水分が取れないような状態の時などは、危険などで救急要請も。
脱水症の予防
脱水を予防するには、一般的な成人では食事を含めて少なくても
1日2.5リットル以上の水分補給が必要といわれています。
夏のゴルフは厳しい暑さや強烈な日差しの下で、絶えず汗をかいています。そして飲み物を飲んでも身体に浸透するまでには、一定の時間がかかります。喉が渇いてから飲むのではなく、渇く前からこまめに水分・電解質をバランス良く、補給していく事が大切です。
カフェインを含むコーヒーや緑茶、お酒のアルコールなどは、確かに水分ですが、同時に利尿作用があるので、飲んだ分だけ尿として体外に排出されてしまうので注意が必要!
まず夏のゴルフでペットボトル1本で挑むのは危険です!ゴルフ場で補充する方法もありますが、ゴルフ場では飲み物の種類が少ない事も多いですし、値段も割高なことが多いです。事前に買っていくのをおすすめします。
でも注意したいのは、初めていくゴルフ場!高速道路おりてからコンビニよろうなんて思ってたら、コンビニなく到着なんて事も多いので気をつけてください。
また保冷バックを持参して、その中に凍らせたペットボトルを持っていくのもいいと思います。色々な飲み物が飲めるのでいい方法です。でも1つ難点としては、とけてくるとまず最初に溶け始めるのは砂糖がよりたくさん溶けた部分なので最初は美味しいんですが、後半ちょー薄くなります。
私のおすすめとしてはやはり暑くなってきたら
水筒の持参
ですね!ゴルフ中いつでも冷たい飲み物が飲めますし、特にコンビニで売っている氷を入れていくと、溶けにくくて次の日まで氷が溶けない事もあります。広口のものがいいです。
私はめちゃくちゃ汗っかきなので、夏はハーフ(9ホール)で最低1リットルは飲みます。でも脱水症が不安なので、一応いつも2リットルの水筒と凍ったペットボトル500mlのスポーツドリンク、計2,5リットルを最低持っていきます。以前は水筒にスポーツドリンクを入れて持っていっていましたが、ゴルフ場で水を足したりすると、薄くなって美味しくないくなるので、ただの水を入れていくようにしてます。その代わり塩分タブレットや塩の入った飴をこまめに食べ、こまめに水を飲むようにしてます。